なぜ頭から調整するの?

身体の慢性的な不調はなぜ起こるのか?

病気や食事や睡眠などを除けば
身体の不調とは「姿勢や運動の質の低下」が原因です。
姿勢が悪いことで起こる健康への害は
簡単に言ってしまえば

「身体を支える筋肉への慢性的な負荷」です。

身体を支える為に筋肉が常に高い負荷に晒されていると
組織は硬化して血流なども滞り神経系を含め身体に多くの悪影響を与えます。

その状態を避けるためには
骨格が適切に身体の重さを支えられる「姿勢」と
組織の軟化、活性化を促す為の「運動」が必要です。
特に重要なのは「姿勢」です。
もし姿勢が改善され、骨格が身体の重さを効率よく支えることができると
筋肉への負担は最小限になり、神経への不要な情報(ノイズ)が減り
身体の様々な機能が正常に働けるようになります。
では、その姿勢を良くするには何が必要かというと

それは「身体が正しい姿勢を学習」することです。

仮に整体師やボディワーカーが、あなたの姿勢を良い状態に変えても
身体がその姿勢の感覚を学習していなければ、また元の状態に戻ってしまいます。
ですので、姿勢感覚を学習できる方法で調整を行っていくべきなのです。

理想的な姿勢を得る為には、、、

姿勢改善に必要な感覚の学習とは
身体の重さに対し骨(主に背骨)が適切な位置になり
筋肉に不要な緊張をさせないでいられる感覚を得ることです。

例えば姿勢の悪さによって腰が痛むのは単純に上半身の重さを支えているからで、
こんなことはあり得ませんが、仮に人間が進化してお腹に顔があって腰から上の身体がなくなってしまえば腰痛に悩まされることはないでしょう。

つまり重さの負荷から解放されることが身体の不調を取り除く必要条件なのです。

重さが消えてなくならない以上は骨で重さを支え極力筋肉がお休みできる状態にすることが重要です。
その感覚を学習する為には負荷が少ない頭の位置の調整を行うことが最適です。
そもそも腰など背骨の下部は上部分のバランスを悪さを補う為に過剰な負荷に晒されているので、仮に腰を調整したとしても再度上部のアンバランスが引き起こされることで、すぐに元の状態へ戻ります。

反対に頭を支えている首は頭の位置(頭の角度)を少し変えるだけでその負荷から解放され、
その状態を身体が覚えると、自然と頭部はその位置へ戻り首への負荷は常に最低限に抑えることができます。
首への負荷が減った状態を覚えた後は同じ要領で背骨の位置を上から整えていきます。
すると、獲得した位置感覚は戻ることなく背骨全体が良いバランスをとれるようになります。

やわラボ

重力と調和するボディワーク

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